藤本さんがサラリーマンの4大タブーと呼ぶのは次の4つです。
個性を大切にしろ
自分らしく生きろ
自分で考えろ
会社の歯車になるな
こんなメッセージに惑わされてはいけないといいます。
まったくその通り。雇用される労働者になろうとする者にとっては。
世界中どこでも、雇用契約とは、指揮命令下で労働を提供するということは、組織の歯車になるということです。
単なる歯車として、約束しただけの労働を提供する。それ以上は知らない。歯車は歯車であって、脳髄ではないのですから。
それがいやなら、自営業者になるか、雇用契約であっても極めて裁量性の高いエグゼンプト、つまりエリート労働者になるか、であって、世界中どこでも、フツーの労働者ってのは、そういうものです。
多分日本の「正社員」を除いて。
そう、藤本さんの致命的な勘違いというのは、欧米の労働者はみんな個性的に自分らしく働いているけれども、日本はみじめな社畜であると思いこんでいるらしいところなのです。
逆です。
単なる歯車であることを社畜というのであれば、日本の正社員ほど社畜から遠い存在はないでしょう。
なぜなら、単なる歯車であることを許されないから。一労働者であるのに、管理者のように、経営者のように考え、行動することを求められるから。
そして、それこそが、単なる歯車であることを許されないからこそ、別の意味での「社畜」性が必然となるのです。







